学びたいことがあるのに、気づけば今日も時間がなかった。落ち着いて考えたいのに、いつも別の用事に追われている。

思いはあるのに、毎日の過ごし方がその思いと離れてしまう。そんなことはないでしょうか。

私は自己実現を支える環境について、「意識に共鳴する周波数でいる」という言葉を使います。今日は、この言葉を、時間・空間・人との関わりからお話ししたいと思います。

自分が向かいたい世界に、ふさわしい環境

私が環境として大切にしているのは、意識している世界にふさわしい時間の使い方をすること、ふさわしい空間に身を置くこと、ふさわしい人と接することです。

その「ふさわしさ」を、意識に共鳴する周波数と表現しています。

少し抽象的に聞こえるかもしれません。日常の中で確かめるなら、まず、自分が向かいたい方向と、普段の過ごし方がどうつながっているかを見てみてください。

たとえば、読書を通じて視野を広げたいと思っているのに、本を開く時間が一日のどこにもない。新しいことを考えたいと思っているのに、落ち着いて向き合う場所がない。

それでは、意識は向いていても、行動するたびに大きな力が必要になるでしょう。自分の中の思いだけを変えるのではなく、その思いにふさわしい環境にも目を向けることが大切なのです。

「こうなりたい」と「やると決める」の違いでもお話ししたように、思いと決心にはそれぞれ役割があります。環境は、その決心を日々の行動へつなげるところに関わってきます。

「こうなりたい」と「やると決める」は何が違う? 意識と意志の話プロコーチジャパン · 読みもの


時間・空間・人から、暮らしを見直す


まず、時間です。

自分が実現したいことに、今、どんな時間を使っているでしょうか。「時間ができたら」と待っているのか、それとも、予定の中に置いているのか。使い方を確かめると、思いと生活の距離が見えることがあります。

次に、空間です。

同じことをするにも、取り組みやすい場所と、別のことが気になる場所があるでしょう。いつも過ごしている空間が、自分の向かいたい方向を支えているかを見てみます。

そして、人との関わりです。

どんな人と会い、どんな話をしているでしょうか。挑戦している人の話を聞いて、自分もやってみようと思うことがあるかもしれません。落ち着いて話せる相手との対話で、自分の思いがはっきりすることもあるでしょう。

ここで考えたいのは、自分が実現したいことと、日々の関わりがどう響き合っているかです。

時間、空間、人。そのどれか一つを見直すことが、意識している世界に近づく入口になるかもしれません。

ふさわしい環境は、一人ひとり違う

ただし、誰にでも同じ環境が合うわけではありません。

一人で向き合う時間が取り組みやすい方もいれば、人との対話を通じて考えが進む方もいるでしょう。仕事や家庭の状況によって、選べる時間や場所も異なります。

私は、その方の強みや特性と、置かれている状況を含めて、どう進めば自己実現に近づけるかを考えています。

誰かがうまくいった環境を、そのまま自分にも当てはめる。その前に、自分にとっての「ふさわしさ」を確かめてみてください。

そして、一度だけ特別な場所へ行くことと、その環境を暮らしに取り入れることにも違いがあります。私は、ふさわしい環境が生活の中で当たり前になっていくことを、習慣化につなげて考えています。

この先のつながりは、意志で頑張る毎日から、意識すると動ける毎日へで詳しくお話ししています。環境を整えるために使う意志の力が、習慣になった後にどう変わるかという話です。

意志で頑張る毎日から、意識すると動ける毎日へ――習慣と自己実現プロコーチジャパン · 読みもの

「周波数を合わせる」という言葉を聞いたとき、自分の暮らしを見つめる手がかりとして、時間・空間・人との関わりを思い浮かべていただければと思います。

あなたが向かいたい世界に、今の生活はどう響き合っているでしょうか。今日、一つ整えるなら、どこから始めますか。

自分にふさわしい環境を見つめる

どんな時間、場所、人との関わりの中で生きていきたいでしょうか。初回オリエンテーションでは、今の暮らしの違和感や、心が向かうものをお話しいただけます。「自分にふさわしい」と感じる環境を、ご自身の経験から確かめていきましょう。

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